モルタルキッチンを実現する左官材。デコリエを汚してみた。

モルタルの風合いを表現できるデコリエ。

前回の記事で紹介したように、キッチンをモールテックスで仕上げることを考えてます。 モールテックスの施工価格の概算見積もりをお願いしていたのですが、ここで森の事務所から他の左官材のご提案がありました。 日本化成デコリエ 日本化成のデコリエ。モールテックスはベルギー製ですが...

デコリエを使ってモルタルキッチンを実現する予定ですが、キッチンなのでやはり気になるのは水や汚れ。

多少の汚れはあまり気にしない性質ですが、毎日のことなのであまりにシミなどがつきやすい様だと考えモノ。

デコリエの耐水性、耐油性はいかほど?せっかくサンプルもらったので実験してみます。

聞いたところによるとあのモールテックスより清掃性が高いということですが、果たして?

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実験

もらったサンプル5色に水、赤ワイン、醤油、オリーブオイルを、トップコート仕上げ部分(上半分)、トップコートなし部分(下半分)それぞれにこぼしてみます。


左から水、赤ワイン、醤油、オリーブオイル

トップコートなしの部分はこぼした瞬間から激しく染み込んでいってる様相が…。

これは既に期待できない…。

対してトップコートありははっきり水分をはじいているのがよく分かるので期待できそう。

ここから丸一日放置。


1日置いて拭いた後

で、ふきんでごしごし拭いた結果が↑の写真。
※クリーム色だけ上下逆なことにこの時気づいてしまい、正して撮ったので他と汚れの順が逆になってます。

残念ながらトップコートなしのほうは全色全汚れに対して全滅…。

水ですら跡がはっきり残り、オリーブオイルに至ってはこぼした領域以上に拡がりながら大きなシミになってしまいました。

白色デコリエに対しては醤油の色が黒くついてしまってます。

トップコートなしでは汚れに対してまったく防御力がなさそうです。

トップコート仕上げはそれに比べると全然良い結果。

水、赤ワイン、醤油はふきんで拭けばまったく跡は残らずです。

残念だったのがオリーブオイルで、さすがに1日放置だとトップコート仕上げでもはっきりシミがついてしまいました。


グレー(濃)グレー(薄)

塗る予定のグレー(濃)グレー(薄)。

トップコート仕上げは水、赤ワイン、醤油に対してまったくシミにならず。

耐水性は問題なしのようです。

しかし問題は耐油性。トップコート仕上げでもぽつぽつとしたシミがついてしまいました。

ただ、1日放置では少し時間が長すぎた気もするので、料理をした後はきっちりキレイに拭く想定の時間として、1時間放置で再試験してみました。

写真じゃ若干わかりにくいですが、やっぱりちょっと斑点状のシミが…?

ほとんど気付かないレベルですが、1時間でも多少なりともシミがついてしまうところをみると、やはり油汚れがついたときには即拭くべきな感じです。

キッチンはトップコート仕上げで

施工予定箇所は水汚れ油汚れが多いキッチン。

今回の結果から塗膜なしだと汚れだらけシミだらけになるのは間違いないので、キッチンにデコリエを施工する場合はトップコート仕上げにしておいたほうが良さそうです。

素の状態のほうが触りごこちはさらさらしてて好みなんですが、キッチンはやっぱり利便性を重視しておいたほうが良いですよね。

シミになるのを気にしてると料理もやりづらいですし。

デコリエについてはトップコート仕上げで汚れに強い方向で行こうと思います。

※こうなるとモールテックスはどうなのかちょっと気になるところ…


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