ポーターズペイントのワークショップに行ってきた

先日ポーターズペイントのワークショップに行ってきました。

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ポーターズペイントとは

ポーターズペイントは内外装に使えるペイント。一般のペンキはローラーで塗るのが普通ですが、ポーターズペイントは刷毛で塗るのが特徴。石英などが含まれた塗料を刷毛で塗ることにより平面にわずかな陰影を作り出し、塗装なのにまるで左官で施工したような表情が壁に吹き込まれます。

ウチの内装壁は、基本AEP(アクリルエマルジョンペイント)塗装の予定でしたが、左官のような風合いが出せるポーターズペイントを知り、風合い萌え(?)な私たち夫婦としては「これはぜひウチにも使ってみたい!」と思いました。

ポーターズペイントは通常の工務店やハウスメーカーでは施工させてもらえないようになっており、必ずポーターズペイント専任の業者に施工をしていただくシステムになっています。塗り方に特徴があるペイントなので、一般の業者さんに材料のみの販売は行っていないとのこと。

一方で、ポーターズペイントの面白いのが施主によるDIYの場合は材料販売OKというところ。

「業者さんはダメなのにDIYはOK??」

これは自分の家を自らの手で塗ることによって自分の家に愛着を持ってほしいという思いからということです。みんなの家をみんなで塗るという共同作業が、家族とのふれあい、ひとつの大切な思い出になり、家を愛するということにつながる。素敵な理念だと思います。まだできてもいないのに既に家を愛してしまっている私たちにとっては「超分かるぅー\(^o^)/」の一言です。

ただポーターズペイントはDIYでも無条件で材料を手に入れられるわけではなく、塗り方を教えてもらうワークショップに参加して初めて購入可能になります。私comoranもこのワークショップに参加してきました。

ワークショップ

ポーターズペイントのワークショップはPORTER’S PAINTSショールームで毎週行われているようですが、私たちが参加したのは川崎にある実際のゲストハウスをペイントしようというSpecial Workshopでした。通常のワークショップで実習できるのは壁一面だけなのですが、Special Workshopではゲストハウスの1室すべての壁天井が塗るというものでした。


全景を撮り忘れた…この写真も貰いもの笑

塗らせて頂くゲストハウス「日進月歩」。築50年ほどのとても古い建物。もともとは高度経済成長期に京浜工業地帯に地方から出稼ぎに来ていた方々のために開かれた簡易宿泊所だったようです。近年は生活保護の方が暮らす施設のような感じになっていたそうですが、まちづくりの一端としてリノベーションし、ゲストハウスとして生まれ変わらせるそう。このあたり一帯はそういった宿泊所が数十箇所あり、街並みが歴史を感じさせます。

まずは座学。

ポーターズペイントの特徴、専用刷毛など道具の紹介、養生の注意など。写真真ん中ちょっと右にある色々の点々はポーターズペイントに使われている顔料。ポーターズペイントならではのくすんだ馴染みのある色は、数豊富な16種類もの数の顔料を合わせることで出来るのだそう。

塗る部屋は写真に出ている部屋で、3畳ほどのとても小さな部屋。天井も低くて1.8メートルもないくらいでした。今の基準だと到底建てられない部屋です(^o^;)

作業開始

マスキングテープとマスカーで養生からしっかり。

養生がテープ貼るだけなのに隅っことか上向きだったりするとけっこう難しい…。不器用な自分にはこれが難しく、かなり妻にやってもらいました笑

きれいに養生できたらいざ!


塗る妻

本来は下塗りとしてシーラーを塗らないといけないのですが、今回は既存の塗装の塗り替えのため、必要ありませんでした。新築の家のプラスターボードにはシーラーを塗る必要があります。

そして本塗りに用いた塗料は「ストーンペイントファイン」。comoranの1番の目当ては表情豊かな「ストーンペイントコース」でしたが、名前の通り「ストーンペイントファイン」は比較的細かめの石英が含まれているもので、マットで大人しい印象です。「ストーンペイントコース」はかなりざらざらした手触りなので、よく壁にもたれかかるような場所に塗るなら「ストーンペイントファイン」、もしくは石英の含まれない「エッグシェルアクリリック」のほうが良いかもしれません。

先にも行った通り、ローラーではなく刷毛で塗っていきます。これが意外と力がいる!絵筆をキャンバスに落とすようにスーッとした感じを想像してましたが、どちらかというとガシガシッて感じ。スタッフさんに「力抜いて大丈夫ですよー」って言われたけど、自分は力を抜くのが下手だったようで塗り終わったころには肩がだるくなってました。

妻「家はもっと塗るところ多いよ」

私「大丈夫やろか」

スタッフさん「ストーンペイントコースは今日塗ったストーンペイントファインよりも塗り心地がさらに重いですよ(^o^)」

私「わいの腰は耐えてくれるんやろか…(腰痛持)」

あと普通のペンキは工業製品らしい強い匂いがするかと思いますが、ポーターズペイントは全然そういった匂いはありませんでした。このあたりはさすが自然塗料で身体にも良さそうです。匂いが苦手で頭痛になりやすい方やお子さんがいらっしゃる家庭には良いですね。

完成

無事完成!微妙な陰影が雰囲気を作ってます。初めてのポーターズペイントでしたが、キレイに塗れたんじゃないかな?塗り方にコツはありますが、それさえ慣れれば作業自体は難しいものじゃありませんでした。

が、ポーターズペイントはシーラー→一度塗り→二度塗りと3度塗るのですが、ワークショップでやったのは仕上げの二度塗り目だけ。ってことは実際DIYするときは単純に3倍の労働力…。ほんまにできるんかいな汗

とはいえ珪藻土や漆喰ほどは技術が必要だったり重労働だったりするわけでもなく、それでいてこの美しい壁に仕上がるポーターズペイントはとても気に入りました。一部の壁だけワンポイントで取り入れたり、工務店や設計事務所に相談して下地だけ職人さんにやってもらって塗装はDIYで、などが出来れば金銭的にも労力的にも良いですね。いま絶賛Tさんに相談中です。

また、ワークショップ後にはポーターズペイントのスタッフさんに内装の色の相談にも乗ってもらえます。ウチの計画にもとても親身に相談に乗ってもらえました。内容についてはまた次回紹介したいと思います。


ポーターズペイントスタッフさん。
美人お姉さん山口さん、スキンヘッドがダンディ佐藤さん、笑顔が素敵な渡辺さん。


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