天井高2100mmの寝室。その居心地は?

天井高でググると関連キーワードが山ほど出てきますよね。

天井高って感覚として理解しないと分からないので、みなさん検索するのだと思います。実際の天井高を体験できる機会もそうそうないし。

最近の住宅の標準的な天井高さは2400mmらしいです。

旧住まいのマンションも2400mmでした。高くもなく低くもなくちょうど良い感じだった気がします。

で、現住居であるcomoran家には天井高を極めて低くしているところがあります。

それが寝室。高さ2100mm。

2100mmは建築基準法で定められている「居室」の最低高さ。

これより低いと「居室」として認められない、最も低い天井高です。

建築家物件では天井高を低めにすることは良くあるようですが(逆にハウスメーカーは高くすることをウリにすることが多い気がする)、それでも2100mmはかなり低い方です。

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低くない?居心地は?

写真ではあまり分かりませんが、低いです笑

寝室に入るとやっぱり低いなと感じます。

けれど居心地が悪いかと言われればまったくそんなことなく、むしろ良いです。

寝室は基本的に落ち着ける場所なので、この低さが籠もり感を出してて居心地よく感じます。

寝室にはベッドを置いていますが、寝転んで上を向いてみても心配していたほど圧迫感を感じません。

ですが、やっぱり近いなとは感じるので、圧迫感を感じやすい人はちょっと気を付けたほうが良いかもしれません。

また、寝室には写真で見て左側にちょっとした作業スペースを用意してます。

コロナで在宅勤務することが多い昨今、ここで仕事をすることが多いのですが、天井高の低さ(加えて横幅の狭さ笑)で集中しやすい気がします。

メリハリ

寝室を出ると写真の2Fホールに出るのですが、ここは勾配天井になっていて、通常よりかなり天上高が高いです。

天上の低い寝室から出るとメリハリが効いているといいますか、かなり開放感があります。

エアコンの効き

建てる前はあまり意識してませんでしたが、エアコンの効きがかなり良いです。

特に暖房は高い天井だと暖かい空気が上に逃げてしまいますが、2100mmぐらい低いと上に逃げないので暖かくなるのも早く感じます。

光熱費が浮いておサイフにも優しくなってるかな?

天井高2100mmはお勧め?

「やったやった天上低くて居心地も良いしエアコンも効きやすいしいいことづくめ!天井は低いのが正義!おすすめ!」

…と言いたいところですが、万人にお勧めできるかというと難しいところ。

天井を低くするにはそれなりの条件が必要な気がします。

comoran家の場合は寝室という、高さや開放感があまり必要とされないところであること。

また、10畳というそれなりの広さの寝室なので天井高が低くてもあまり狭く感じないということもあると思います。

6畳程度の個室を2100mmにするとやはりかなり低く感じるのではないかと。

また、リビングなど開放感が必要とされることが多い空間を低くすることもおそらくかなり難易度が高く、そういった設計に慣れている建築士さんと良く相談するのがよさそうです。

天井の低い(コンパクトな)家と言えば建築家の伊礼智さん

comoranも「伊礼智の「小さな家」70のレシピ」は拝見しましたが、施工実績の数々の美しい佇まいはとても参考になりますね。


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