キッチンの面材は塗装？突板チーク？それとも…

先日現場にてキッチンの面材の検討を行いました。

余談ですが建設地は現住居から歩いて行けるところにあるので、現場合わせの打ち合わせのときは非常に楽でありがたい。

キッチン面材サンプル

キッチンは造作。面材は木で作ってもらう予定です。Tさんが大量のサンプルを持ってきてくれました。

サンプルは大きく3つに別れていて、

1. シナ合板に塗装したもの
2. 本物の木を張り付けた突板
3. アイカのポリ化粧板（模様をプリントしたもの）

こだわりで本物の木を使いたい気持ちが強かったので、アイカの化粧板は早々に検討から外しました。Tさんも木は本物を使う派なのでこれはあっさり。

シナでも塗装でチーク風やウォルナット風など多彩な色にできますが、これもまた木は本物を「そのままの色で」使いたいこだわりが。

また、シナ自体が木目の控えめなプレーンな木材です。板目がよく出ているものが好きな私達にはちょっと物足りなく、シナ塗装もやめて突板にすることに。

塗装のほうが安いんだけどね。でもここはこだわろう。

突板の樹種

妻も私も好きな樹の傾向は似ていて、色は白すぎず、黒すぎず。模様は板目が良く出ているものが好み。

ナチュラル系、カントリー系なインテリアが好み！ってワケじゃないのですが、下記の写真のような純粋な茶色、もしくは黄色っぽい茶色が良さそう。

kanna style

本命 チーク板目

高級木材代表チーク。家具材のテッパンです。チークは赤みが強いので、フローリングが茶褐色のオークであることを考えると、ちょっと合わないかなと思いましたが、サンプルを見るとそんなこともなく、比較的ブラウンカラー。これならオークのフローリングともよく合いそう。

ただサンプルは何年も経っていて経年変化しているので、購入時の色とは違うだろうとのこと。

赤色から茶色に変化するのかな？経年変化は割とポジティブに受け入れられるので、むしろグッド。そしてこの強すぎず大人しすぎない美しい板目、魅力的です。

対抗 サテンウォールナット板目

突板選びで初めて知った木材。特徴として基本トーンは明るくありながらもワイルドな木目。

明るいトーンを選べばバーチなど木目が控えめなものが多い中、明るさと木目の強さを合わせもつレアな木材です。サンプルを見ると、明るい板色から濃い木目へとシルクのようになめらかな色変化が見られ、とても美しい。

ただサンプルは小さいのでキレイに見えるだけではという懸念も。これをキッチン面材全体に拡げたときにどう見えるか。ちょっとうるさすぎる可能性が高いかも…。

大穴 レオ

こちらは濃いトーンに非常に強い木目のレオ。さすがに強すぎるか！？でもこれがハマった空間というのも見てみたい。

 

とりあえず取り寄せ

私「本命はチークかなぁ」

妻「でもサテンウォールナットも気になるなる」

私「大きいサンプルじゃないとどんな感じかわからんなぁ」

妻「むぅ」

私「とりあえずサテンウォールナットの突板取り寄せてもらって、イマイチやったら他のとこに使うってのは？」

妻「うむうむ」

 

計画では2階ホールに棚を造作してもらう予定です。

とりあえずサテンウォールナット買ってみて、キッチンの雰囲気にあわなさそうだったら2階ホールの棚に使ってもらう作戦。

2階ホールはキッチンほど気張ってないので、多少おもしろいものを使って構いません。使わないのももったいないですしね。

 

私「でも本当のこと言うと」

妻「ん？」

私「面材も無垢がいいなぁ(^o^)」

妻「！！！」←また出たよ金のかかることを…の顔笑

 

無垢の面材になるともちろん圧倒的に予算アップ。さてさてどうなるか…。