こんにちはcomoranです。
市街化調整区域が後々、市街化区域に変更されることってあるのでしょうか?
市場化調整区域は割安
土地は「市街化区域」と「市街化調整区域」というものに区分けされており、後者の「市街化調整区域」は、基本的に建物を建てることができません。
建築には行政の許可と余分な手続きが必要なうえ、確実に許可が出るとも限りません。
それゆえ資産価値として見ると劣ってしまいますが、一方でそのぶん販売価格が割安に設定されているため、土地購入時は一考の価値ありの土地です。
comoranも市街化調整区域の土地を検討しました。すぐ近隣は市街化区域でしたが、市街化調整区域のその土地はやはり3割ほど割安です。
調整区域→市街化区域?
……comoranはこのときピンときました!
「市街化調整区域で購入した土地が、将来街の開発が進んで市街化区域になって価値あがらんかな?すぐ隣は市街化区域やし、広がったりするんちゃうん?うはwwwもしかして天才の考えかもwww」
……しかしこれは浅はかな考えだったことがすぐ分かりました\(^o^)/
下は私が住んでいる市の2016年都市計画資料の一部です。
行政では都市計画というものを策定しており、これには将来に渡っての街の発展についてしっかり計画されています。
これには過去の土地利用状況についてのデータも掲載されており、市街化調整区域と市街化区域の割合の変遷が載っています。
こちらを見てみると…
昭和45年 市街化調整区域 3124ha
平成28年 市街化調整区域 3055ha(↓2.3%)
なんと43年間で調整区域は2.3%しか減っていません。どうやら市街化区域の計画と言うものは滅多に変わるものではないようです。調整区域⇨市街化区域でウハウハ作戦は相当に浅はかな考えだったようです笑
しかしあるにはあるらしいです。調整区域が市街化区域になること。
それは大手ビルダーが何千棟単位の大規模開発を行う、それこそ街をひとつ作ってしまうレベルの開発では、開発された調整区域が市街化区域となることがあるらしいです。
しかしバブルでもないこのご時勢、そんな大規模開発は滅多にありません。
そんな美味しい話はありません?
結局、comoranは市場化調整区域の土地をあきらめることになりました。
comoran的には将来に渡っての土地の資産価値は、無視できない重要要素だったのであきらめざるを得ませんでした。